2021年04月16日
フジ満開
富士市の某寺院のフジが満開となりました。数年前から当社が管理しているフジ棚です。
こちらのフジは、薄紫色の長フジで、まだ5分咲きです。
これらのように、フジ棚にして、上から花房を垂らすものきれいですが、栃木県の足利フラワーパークにあるように、池のほとりに垂直にフジ棚を設置するのも見事でした。
フジ棚のことなら当社にご相談ください。お客様のご希望に応じて、年間の管理と樹勢回復も行いますので、フジが健康的な美しい花を咲かせるようになります。
2019年09月15日
シラカシの剪定
【剪定途中のシラカシ】
夏の強い日差しを遮り、庭に緑陰をつくってくれたシラカシを、秋の訪れとともに、木漏れ日が恋しくなり、剪定することにしました。
【剪定後のシラカシ】
ずいぶん明るくはなりましたが、もう少し葉を残すのが理想です。ふところ枝をもう少し残すと、自然樹形に近づきます。枝は、その葉で光合成により生産されたエネルギーだけが生育に利用できます。他の枝で生産されたエネルギーを利用できません。
したがって、剪定は、日当たりや風通しを良くするとともに、枝ごとに一定量の葉を確保してエネルギー不足による枯れや腐朽を防ぎます。樹木全体では、その表面積に比例して葉を残すことになります。
自然樹形剪定のことなら、当社にご相談ください。
2018年04月02日
はたご池のサクラ
富士市北松野にあるはたご池公園のサクラが満開になりました。
前々年、当社でソメイヨシノのてんぐ巣病の治療や自然樹形剪定をしています。
右手前の桜はヤマザクラです。
ここから望む富士山は最高です。
2018年03月30日
ソメイヨシノ満開
サクラの咲く時期になると、自ら剪定や治療に関わったサクラを見て回るのが楽しみです。
樹齢も50年以上になると、花も多く、威風堂々としています。
人の手が入らないと美しい自然樹形にはなりません。
これらのサクラは、数十年人が手入れをしてこなかったのですが、昨年3月と今年の3月に手入れをしただけで、こんなに見事な花を咲かせました。
2017年12月31日
藤棚の剪定
【剪定後の藤棚】
12月に藤棚の剪定をしました。この時期になると花芽が膨らんできますので、花芽を落とさないように留意します。
藤棚から下へフジの花房が垂れ、藤棚に均等になるようにツルを誘導します。
【剪定後の藤棚】
来年咲くフジが今から楽しみです。
品種は紫のノダフジです。
【剪定後の藤棚全景】
あなたの庭の藤棚をフジの名所のようにしてみませんか。
当社では藤棚の剪定だけでなく、樹木の自然樹形剪定、樹木の樹勢回復も行っています。
樹木のことなら樹木医のいる当社にご相談ください。
2017年10月01日
サザンカの自然樹形剪定
樹齢50年といわれるサザンカ2本の自然樹形剪定を行いました。
左が赤花で右が白花です。
50年間ほとんど剪定をしてこなかったため、大量の切り枝がでました。
施主様に大変喜んでいただきうれしく思いました。
2017年05月26日
サクラの治療と剪定
5月初旬に、三島市にある県の施設のサクラの病害治療と整枝を行いました。
←(門周辺の整枝後のサクラ)
←(駐車場周囲の整枝後のさくら)
病害は、てんぐ巣病とコウヤク病で、切除痕には殺菌癒合促進剤の有機銅剤(バッチレート)とトップジンMペーストを使用しました。
高所の切除痕には、伸縮ポールの先につけた刷毛で薬剤を塗布しました。
コウヤク病は、草削り用の三角ホーで削っています。
←(コウヤク病)
2017年02月22日
富士市の河津桜
富士市南松野を通る県道バイパスと河川の間の河津ザクラ50本が咲き始めました。
富士市松野まちづくりセンターへの入り口周辺の県道沿いです。
このサクラは、リバーフレンドシップに加入している地元の百歩の会の皆さんが丹精を込めて育てて来たものです。
樹齢は9年ですが、大きく立派に育ちました。百歩の会の皆さんに敬意と感謝の意を表したいと思います。
1月中旬の剪定には、私も協力させていただきました。
街路樹や河川敷の樹木は、心のこもった人々の手が入ると、見違えるように美しく変わるものです。
一度、見てみませんか。
2016年11月24日
サクラてんぐ巣病の治療
こんにちは。木守樹木医の大嶋です。
10月から11月にかけて、富士市のはたご池公園のサクラてんぐ巣病の治療を行っています。
12m高所作業車を使用しての治療です。
ここから、サクラ越しに見える富士山は趣があります。
この公園は、いつ訪れても風景を楽しませてくれます。
これからモミジの紅葉が始まります。池に写る紅葉もすばらしい。
自然の中の公園は、人の手が入っていないように自然に見えることが大切です。
しかし、人の手が入らなければ、自然の美しさが出ないと思います。
病害虫の治療や自然樹形剪定のことなら、当社にご相談ください。
2016年10月11日
シラカシの剪定
上の写真で、左のシラカシが剪定した後のもの、右のシラカシが1年前に剪定し、今回剪定する前のものです。
当社では、どこを切ったのかわからない、自然樹形剪定に努めています。
下の写真は、2本とも剪定した後のものです。
美しい自然樹形剪定をする上で留意すべき点は、次のことです。
①樹木の高さと横幅の比率
環境に合うように決定しなければなりませんが、広葉樹であれば、高さ:横幅=2:1、樹冠の高さ:横幅=1.65:1(黄金比率)に、針葉樹であれば、高さ:横幅=3以上:1 にすると美しく見えます。ただ、広葉樹は古木になると、高さ:横幅=1:1 になってきます。
②枝を切る正しい位置
幹と枝、枝と枝を切り離す場合、その境で切ります。決して枝の途中で切ってはいけません。境の見つけ方は、またの機会に解説します。
③残す葉の量
樹木は、葉で光合成を行い炭水化物を合成し、それを分解して発生するエネルギーを使って生命活動をしています。まさに「葉が命」といえます。太く大きい木は、樹体を維持するだけでも多くのエネルギーを必要とします。
だから、剪定する際には葉をできるだけ多く残すことが大切です。それではどのように残すか、というと、私は、樹体の全表面積に比例して葉を残すようにしています。
面積は、長さの2乗ですから、木の高さや太さの2乗、もし、高さや太さが2倍の木の葉の残す量は4倍、ということになります。
自然樹形剪定のことなら当社にご相談ください。