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2015年03月26日

朝日に匂う山桜花

朝日に匂う山桜花
道の駅 富士川楽座から見える河川敷のヤマザクラ
 
 ヤマザクラは、薄紅色の少し小ぶりの花と赤褐色の葉が同時に出て、色のコントラストと花と花の隙間が程よく、清楚で気品を感じさせる花を咲かせます。

 敷島の 大和心を人問わば 朝日に匂う 山桜花 (本居宣長) 

 江戸時代の国学者 本居宣長は、たいそうヤマザクラを愛したそうです。最近、鮮明な赤褐色の新葉をもち、もののあわれを感じさせるヤマザクラがあまり見られなくなりました。寂しい限りです。


朝日に匂う山桜花
沼津御用邸記念公園のソメイヨシノ

 ソメイヨシノの花を見ると華やかで、明治時代以降、爆発的な人気をはくしたことは良く分かります。しかし、ソメイヨシノオンリーになってしまうと、一色に染められた色紙を見ているようで、全く風情を感じなくなってしまうのです。

 そして、もうひとつ。木が花を咲かせ、花を散らすのは何のためか。実を結んで子孫を残すためです。ソメイヨシノはクローン(遺伝子が同じ)でしかも集団で植えられることが多く、自家不和合性(自家受粉しにくい)のためほとんど実を結びません。ソメイヨシノは、さぞかし残念と思っているに違いありません。





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Posted by 木守樹木医 at 21:00│Comments(0)活動日誌
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