2015年04月07日
ケヤキの芽吹き
東名富士川サービスエリアのケヤキの芽吹き
通常、樹木は、樹冠全体が一斉に芽吹くものですが、ケヤキの芽吹きは、一斉ではありません。最初に芽吹いた時からかなり日数が経っても芽吹かない枝があり、枯れ枝かな、と思わせておいて、やっと、芽吹く枝があります。
樹木は、根で水を吸い上げ、数年分の導管を通って樹木全体に水を送り、葉の気孔から蒸散します。しかし、ケヤキは、ほとんどその年に形成した導管しか水を通さないといわれています。そのため、導管形成の早い枝、遅い枝によって、枝の芽吹きにも差が出るというわけです。
Posted by 木守樹木医 at 20:54│Comments(0)
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